1月15日(水)の朝日新聞で読んだアーティストのスプツニ子さんのインタビュー記事についてお話しようと思います。
読みすすめていく度に「やっぱりな。やっぱりな。」ということの連続でした。まず「議論し考えること苦手な日本の学生 外の世界に触れて」という小見出しに始まり、「日本と海外の学生を比べると、明らかに『知性』に差が出始めています。」、「自分の考えを構築し、なぜそういう意見なのかを説明する、自分と意見が異なる人と議論する、それが日本の学生は弱い」、「あと5年でグーグル翻訳の精度が上がれば、言葉の壁がなくなると思う。日本語でしゃべっても世界とコミュニケーションできるようになったら、何が起きるかなあ。」・・等々、彼女のような立場の人がこういうことを発信してくれることが非常にありがたいと感じます。
これを読み、数々のキーワードを目にしたお母さんたちが、果たしてどこまで意識を変え、どこまで危機感を持つか、そしてどんな行動に移すか、ということに私は非常に興味がありますが、きっとまたこれまで通りのような気もしています。仕方のないことではありますが、やはり「お母さんが学ぶこと」というのは重要で、それがないと子どもまで「変わるチャンス」を逃すなー、と感じています。海外の学びが全て正しいとはいえませんが、少なくとも、社会に出て役立つことを学んでいる、ということは間違いないと私は考えています。
学校でのきまりや宿題、勉強等、子ども達が鵜呑みにしていることは数知れず身の回りにあふれています。ことあるごとに、「どうしてこれをしなきゃいけないのか。」「なぜこれはだめなのか。」「それにはどんな目的があるのか。」等々、本質的な問いを立てて、親子で家族で議論の練習をするって大切です。
「日本の学生と海外の学生の知性の差はなぜ生まれているんだろう?このままではいけないな。」と、当たり前に危機感を持つ母親でありたいものです。