さて前回から、積極的に聞くというのは具体的にはどういうことなのか?
についてお話しています。ポイントは3つです。
②子どもが話した内容の大事な部分をまとめながら聞く。
③分からなかった部分を聞く。
今日は②子どもが話した内容の大事な部分をまとめながら聞く、についてです。
子どもの話を聞いているとき、こんなことがありませんか?
子どもが何を話しているのか理解できない。
話す順序がばらばらでまとまっていない。
一番伝えたいことが分からない。
等々、お母さんたちからのよく聞く悩みです。
確かに子どもの話を聞いていると、
よくわからないこと、理解できないことってよくありますね。
でも、2年生くらいの子どもだったら、うまく話ができなくて当たり前くらいに
考えておいた方がよさそうです。
頭も心も体もそして言葉も、まだまだ発達途中にあるわけですから。
では、何が大切なのでしょうか?
それは、やっぱり親の聞き方です。
子どもの話を最後まで聞くということを昨日のブログに書きましたが、
今回は話を最後まで聞いた後の対応について、です。
まず話を聞きながら、「この子はこういうことについて話しているんだな。」と
聞き手(つまりは親側)がある程度の推測をしながら聞く、
この姿勢が話し手(つまりは子ども)に見えることが大切です。
話が終わった後はすぐに、「あなたの話はこういうこと?」と聞いて、
子どもが伝えようとしていたことを簡潔にまとめて提示してあげます。
そうすることによって、「あなたの話をきちんと聞いていたよ」というメッセージを
送ることになります。
もしも親がまとめた話が間違っていたら、子どもが修正してくれるでしょう。
また、子どもには「人の話はこういう風に聞く」ということが
自然に身に着くはずです。
きちんと聞きなさい。
顔を見て聞きなさい
また聞いてない!
いくら何十回、何百回も注意してもなかなか定着しませんよね。
親がどんな風に話を聞いてほしいのか、どんな態度で他の人に接していってほしいのか、
理想の形を親が見せる。結局これに尽きると思います。
ということは、やはり親も日々トレーニングです。
トレーニング以外、上達はありえません。
聞く態度のトレーニング、是非トライしてみてください。